老人ホーム、介護施設はいろいろあるので、どうやって選んだらいいのか悩みますよね?ここでは介護老人保健施設について、わかりやすく説明します!
目次
介護老人保健施設の特徴は?
●自宅復帰を目指すための公的な介護保険施設
●リハビリテーションをメインに、医療、介護がの提供が受けられる
●入所期間は3~6カ月
介護老人保健施設はどんな施設?
介護老人保健施設は、「老健」とも呼ばれ、公的な「介護保険施設」です。要介護認定を受け、入院治療を終えた人のための施設です。
入院が必要な治療が終了し、在宅復帰を目指している人の入所を受け入れ、入所者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるようリハビリテーションや必要な医療、介護などを提供します。老健では、理学療法士や作業療法士などの専門スタッフが、利用者ごとの適切な個別プログラムでリハビリを行うことができます。
リハビリの専門スタッフを義務付けているのは、老健だけなので、自宅復帰に向けてしっかりとリハビリテーションを受けたい人に適した施設です。
【定義】介護老人保健施設とは、要介護者であって、主としてその心身の機能の維持回復を図り、居宅における生活を営むことができるようにするための支援が必要である者に対し、施設サービス計画に基づいて、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設。(介護保険法第8条第28項)
出典:厚生労働省老健局
入所条件
入所条件は、65歳以上で入院治療の必要がない病状が安定した介護度1~5の認定を受けている人。ただし、40歳以上64歳以下の場合でも特定疾病により介護認定がおりている人は入所可能です。
介護老人保健施設は、要支援1・2の人は利用できません。
介護老人保健施設の入居にかかる費用
老健は入居一時金や初期費用がかからない
介護老人保健施設は入居の際に必要な費用が0円です。入居一時金や初期費用はかかりません。
入居者が支払うのは、施設介護サービス費や住居費・食費などの月額利用料のみです。この他にその他費用として娯楽費、洗濯代、理美容代などの実費がかかります。
月額費用の内訳は?
- 施設サービス費(自己負担分1~3割負担)
- 住居費
- 食費
- 日常生活費(レクリエーション費、洗濯代、理髪代など)
おむつ代は施設サービス費用に含まれます。
薬代も介護老人保健施設が負担します。
施設サービス費の目安
従来型(1割負担の場合)
| 要介護度 | 従来型個室 | 多床室 | ユニット型個室 | ユニット型個室的多床室 |
| 要介護1 | 701円/日 | 775円/日 | 781円/日 | 781円/日 |
| 要介護2 | 746円/日 | 823円/日 | 826円/日 | 826円/日 |
| 要介護3 | 808円/日 | 884円/日 | 888円/日 | 888円/日 |
| 要介護4 | 860円/日 | 935円/日 | 941円/日 | 941円/日 |
| 要介護5 | 911円/日 | 989円/日 | 993円/日 | 993円/日 |
在宅強化型(1割負担の場合)
| 要介護度 | 従来型個室 | 多床室 | ユニット型個室 | ユニット型個室的多床室 |
| 要介護1 | 742円/日 | 822円/日 | 826円/日 | 826円/日 |
| 要介護2 | 814円/日 | 896円/日 | 900円/日 | 900円/日 |
| 要介護3 | 876円/日 | 959円/日 | 962円/日 | 962円/日 |
| 要介護4 | 932円/日 | 1,015円/日 | 1,019円/日 | 1,019円/日 |
| 要介護5 | 988円/日 | 1,070円/日 | 1,074円/日 | 1,074円/日 |
介護老人保健施設のタイプ別 月額利用料
下記は、介護保険施設サービス費の利用者負担が1割の場合の月額利用料金例です。一定以上所得者の場合利用者負担は2割又は3割となります。
下記には、日常生活費(理髪第、レクリエーション費、洗濯代)などは、含まれませんので、利用者負担となります。
従来型個室(従来型)
| 1割負担例 | 月額利用料 (30日計算) | ||||
| 居住費 | 50,040円 (1,668円/日) | ||||
| 食費 | 41,760円 (1,392円/日) | ||||
| 介護保険施設サービス費負担額 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
| 21,030円 | 22,380円 | 24,240円 | 25,800円 | 27,330円 | |
| 合計 | 112,830円 | 114,180円 | 116,040円 | 117,600円 | 119,130円 |
従来型個室(在宅強化型)
| 1割負担例 | 月額利用料 (30日計算) | ||||
| 居住費 | 50,040円 (1,668円/日) | ||||
| 食費 | 41,760円 (1,392円/日) | ||||
| 介護保険施設サービス費 負担額 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
| 22,269円 | 24,420円 | 26,280円 | 27,960円 | 29,640円 | |
| 合計 | 114,060円 | 116,220円 | 118,080円 | 119,760円 | 121,440円 |
多床室(従来型)
| 1割負担例 | 月額利用料 (30日計算) | ||||
| 居住費 | 11,310円 (377円/日) | ||||
| 食費 | 41,760円 (1,392円/日) | ||||
| 介護保険施設サービス費 負担額 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
| 23,250円 | 24,690円 | 26,520円 | 28,050円 | 29,670円 | |
| 合計 | 76,830円 | 77,760円 | 79,590円 | 81,120円 | 82,740円 |
多床室(在宅強化型)
| 1割負担例 | 月額利用料 (30日計算) | ||||
| 居住費 | 11,310円 (377円/日) | ||||
| 食費 | 41,760円 (1,392円/日) | ||||
| 介護保険施設サービス費 負担額 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
| 24,660円 | 26,880円 | 28,770円 | 30,450円 | 32,100円 | |
| 合計 | 77,730円 | 79,950円 | 81,840円 | 83,520円 | 85,170円 |
ユニット型個室(従来型)
| 1割負担例 | 月額利用料 (30日計算) | ||||
| 居住費 | 60,180円 (2,006円/日) | ||||
| 食費 | 41,760円 (1,392円/日) | ||||
| 介護保険施設サービス費 負担額 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
| 23,430円 | 24,780円 | 26,640円 | 28,230円 | 29,790円 | |
| 合計 | 125,370円 | 126,720円 | 128,580円 | 130,170円 | 131,730円 |
ユニット型個室(在宅強化型)
| 1割負担例 | 月額利用料 (30日計算) | ||||
| 居住費 | 60,180円 (2,006円/日) | ||||
| 食費 | 41,760円 (1,392円/日) | ||||
| 介護保険施設サービス費 負担額 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
| 24,780円 | 27,000円 | 28,860円 | 30,570円 | 32,220円 | |
| 合計 | 126,720円 | 128,940円 | 130,800円 | 132,510円 | 134,160円 |
ユニット型個室的多床室(従来型)
| 1割負担例 | 月額利用料 (30日計算) | ||||
| 居住費 | 50,040円 (1,668円/日) | ||||
| 食費 | 41,760円 (1,392円/日) | ||||
| 介護保険施設サービス費 負担額 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
| 23,430円 | 24,780円 | 26,640円 | 28,230円 | 29,790円 | |
| 合計 | 115,230円 | 116,580円 | 118,440円 | 120,030円 | 121,590円 |
ユニット型個室的多床室(在宅強化型)
| 1割負担例 | 月額利用料 (30日計算) | ||||
| 居住費 | 50,040円 (1,668円/日) | ||||
| 食費 | 41,760円 (1,392円/日) | ||||
| 介護保険施設サービス費 負担額 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 |
| 24,780円 | 27,000円 | 28,860円 | 30,570円 | 32,220円 | |
| 合計 | 116,580円 | 118,800円 | 120,660円 |
122,370円 | 124,020円 |
介護老人保健施設のサービス加算
老健でもより手厚いサービスを提供している施設では、利用者負担も上がります。所得に応じて1~3割負担になります。
費用の負担を軽減する制度
介護老人保健施設では、医療やリハビリが充実しているため、加算項目が多く設けられています。リハビリや医療ケアをたくさん必要とする人は、特別養護老人ホームよりも費用が高くなることがあります
介護サービスを利用する場合、利用者には月々の負担の上限額が設定されています。1ヵ月に支払った利用者負担の合計が負担の上限を超えたときは、超えた分が払い戻される「高額介護サービス費」という制度があります。
平成29年8月から高額介護サービス費の負担の上限が変わりました。詳しくは、厚生労働省ページをご参照ください。
居住費・食費に関しては、一定の低所得要件を満たしていれば、所得に応じた減額措置があります。介護保健施設の入所者が対象となる「特定入居者介護サービス費」という制度です。
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介護老人保健施設のメリット・デメリット
●リハビリ専門スタッフによるリハビリを受けられる
●手厚い医療ケア。医師が常勤し医療体制が整っている
●費用が安い。一時入居金が不要
●要介護1からでも入所可能
●医療保険の適用が受けられない
●在宅復帰可能と判断されれば施設を退所する必要がある
●入所期間が限定される
●イベント・レクリエーションは少ない
介護老人保健施設のリハビリ内容
老健では、週2回のリハビリが義務付けられており、車いすの乗り降りや起き上がり、歩行訓練などを理学療法士や作業療法士などの専門スタッフのもと、リハビリテーションを行います。1回のリハビリは20分~30分です。このリハビリは利用者ごとの適切な個別プログラムで行っていきます。
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