遠距離介護をしていると時間的な制約があります。年に数回しか帰省できない。帰省できても長く滞在することはできないなど。それでは、どうやったら離れて暮らす親を最大限サポートができるのか遠距離介護のコツをまとめました!
あなた自身の生活も守りながら離れて暮らす親御さんの介護を親不孝にならずにする方法を見つけてくださいね。
目次
毎日親に電話しよう
遠距離介護の場合、頻繁に帰省できれば良いのですが、帰省が難しい場合は、親の変化になかなか気づくことができません。「前回会った時は元気だったのに、認知症が進んでいた、かなり痩せている、歩くのが遅くなっている」といった事になる可能性があります。
離れて暮らす親を介護する場合、できれば毎日電話をしましょう。可能であればビデオ電話がおススメです。電話で話すときは、あなたが一方的に話すのではなく、親の話をきちんと聞きましょう。親があまり話さない場合は、一日何があったかなど親の話を聞きだすようにしてください。また、親の声の状態から身体の具合を把握するよう努めましょう。
認知症になっていないか、認知症が進んでいないか確認するために、毎回の電話でクイズのようなものをする事も遠距離介護のコツとしておススメです。
遠距離介護の場合、通信費にお金がかかるので、LINEやskype、Facebookなど無料で利用できるアプリは遠距離介護の強い味方となります。
LINEやSkypeなどのアプリを利用する場合は、離れて暮らす親にもスマートフォンやPCでアプリの使い方を教える必要があります。高齢者に新しいことを教えるのは、容易なことではありませんが、帰省の際は根気強く使い方を伝授し、ビデオ電話を使えるようになれば、顔を見て話せますので、顔色や表情を確認でき、電話口で話すよりもさらに親の状態を把握する事が可能になり、安心感も増します。
勤務先・家族・友人に自分の状況を伝える
遠距離介護で重要なのは、自分自身が遠く離れた親の介護をしているという事を、職場や友人、家族に伝えることはとても大事です。勤務先や同僚に伝えることにより休みに配慮してくれたり、国の介護休業制度を利用し、介護環境を整えることもできます。
家族(配偶者や兄弟姉妹)には、親の状態や自分の状況を常に共有すると助けを得やすくなります。家族や勤務先、周りの人に情報を共有することは遠距離介護の大事なコツです。
友人に伝える事で、同じように介護をしている友人が回りにいるという発見ができたり、介護情報を共有できたりするかもしれません。実家のそばの友人であれば、いざという時に親の様子を見に行ったり助けてくれるかもしれません。
また、介護の悩みや愚痴を友人に話すことでストレスが軽減されます。介護を1人で行っているとどうしても自分の中でストレスを溜め込んでしまいます。友人に愚痴や悩みを聞いてもらうだけで、気分が軽くなったりします。同じく介護をしている友人であれば、介護あるあるで盛り上がったり、辛い介護を笑い話にできる事もあります。
介護を1人でやろうと思うと行き詰ってしまいます。職場、家族、友人を味方につけ、乗りきっていきましょう。
信頼できるケアマネージャーを見つける
遠距離介護の場合、ケアマネージャーが介護の質を左右すると行っても過言ではありません。遠く離れた親の介護でも、しっかりとした信頼のできるケアマネージャーがいる事で、親にあった介護サービスやサポートを受ける事ができます。
遠距離介護では離れて暮らすあなたは指令塔で、実際に動いてくれるのはケアマネージャーです。ケアマネージャーと信頼関係を築く事で、より良い介護環境作りができるようになります。
ケアマネージャーを選ぶうえでのコツもまとめているので、参考にしてください。
介護サービスを利用する
離れて暮らす介護が必要な親をサポートするためには、介護保険を利用しましょう。まずは要介護認定申請をし、介護認定調査を受けて介護が必要と認められなければ、介護保険で介護サービスを利用することが可能になります。
親が自分でできる事はなるべく自分でやってもらい自立を促し、危険が伴う恐れがある事は介護サービスを利用して日常生活が安心・安全に送れる環境作りをしましょう。
介護サービスでは排泄、入浴、買い物ヘルパーなどが1~3割負担で依頼することができます。(負担額は所得により異なります。)
身体機能の低下や認知症の進行防止の為、デイサービスやリハビリサービスなどを上手に活用することが非常に大切になります。
見守りサービスを利用する
毎日電話をしたとしても、決して十分ではありません。私の経験上、遠距離介護をしていると電話が繋がらなくてハラハラする事が度々あります。(大抵は電話の音が聞こえなかったり、寝ていたりという事がほとんどなのですが・・・)遠距離介護をしていると何かあったかもしれないと思ってもすぐに駆け付けることができる訳ではありません。
親がどんどん高齢になるにつれ、介護者家族の悩みの1つとして、親と連絡が付きにくくなった、電話で話すのが難しくなってきたという話を多く聞くようになります。
そこで利用したいのが、自治体による見守りサービスや訪問型、センサー型などの各種見守りサービスです。高齢の親の状態や遠距離介護をする家族のライフスタイルに合わせて、自分の家族にあった見守りサービスを活用する事で、精神的負担の軽減に有効です。
かかりつけ医、在宅医、在宅看護士と連絡を取り合える関係になろう
遠距離介護をしている親のかかりつけ医や在宅医、在宅看護士と気軽に連絡を取り合える関係になりましょう。親は自分の症状をかかりつけ医に全て話さない場合もあります。また、子の意見は聞けなくても、お医者様から言われれば素直に聞くという場合もあります。
親の症状について、お世話になっているお医者様とはしっかり情報を共有する事で、適切な医療を受けることができます。
かかりつけ医、在宅医、在宅看護士とはメールや電話で連絡と取りあえるようコミュニケーションをしっかり図りましょう。
親の近所の住人や友人とコミュニケーションを取る
親にどのような近所付き合いや友人がいるかを把握し、その方々とコミュニケーションを図り、いざという時に助けていただけるようお願いしておきましょう。その為には帰省時には、近所の方々や親の友人へのあいさつもとても重要となります。
詐欺や犯罪にも注意
高齢者を狙った、訪問販売による押し売りやオレオレ詐欺のような電話での犯罪にも十分注意してください。日頃から親と電話で話をしていれば、電話での詐欺に騙されることはあまりないはずです。また親と電話で話をする際は、その日1日どのような電話がかかってきたかなども聞きだしておきましょう。
帰省時のコツ
ここでは、帰省時のコツをまとめました。遠距離介護では頻繁に帰省できる人はあまり多くないと思いますので、参考にしていただければと思います。
帰省時は平日をたくさん含めよう
役所や病院などは、週末はお休みということがほとんどなので、帰省時は平日を含めて役所での面倒な手続きなどは、親に代わって代行しましょう。
アポイントは帰省の前にセッティングしよう
帰省時に効率良く動くためには、帰省前にケアマネージャーや近所の方へのご挨拶、その他やるべき事のアポイントを全て済ませておきましょう
親の通院日に帰省を合わせよう
親に持病がある場合や親の症状が心配な場合は、帰省時を通院日に合わせ、病院に付き添いましょう。高齢者は自分の症状を全て説明できていない場合もあります。病院に付き添った際は、親から聞いている症状や自分が気になっている症状をきちんとお医者様に伝えて、適切な診察と医療を受けてください。
付き添うことにより、親の本当の病状をお医者さまから聞くこともできます。親は子に心配をかけまいと病気を隠しているということもあります。
また、お医者様は介護生活における有意義な情報もたくさん持っていますので、色々な情報を聞きだすチャンスでもあります。
帰省時にケアマネージャーに必ず会おう
先にも話ていますが、ケアマネージャーは遠距離介護を行う上で、本当に重要な存在です。帰省時には必ずご挨拶にいき、親の状態、介護者家族の状況を共有してください。
帰省は頻度ではなく、臨機応変に
遠距離介護の場合、たくさん帰省できるに越したことはないのですが、頻度よりも臨機応変に帰れる環境(職場や自分の家族など)作りが重要です。その為には日頃から職場や家族に親の状態を共有し協力体制を整えておきましょう。ここぞという時に帰省できることがベストです。
帰省時は掃除・粗大ごみの片付けや電球の交換など
帰省時には、高齢の親には難しい作業を積極的に行いましょう。大掃除や粗大ごみの片付け、電球の交換などは行いたいものです。また、冷蔵庫内の掃除もぜひやっていただきたいことの1つです。賞味期限切れの食品などもチェックしてくだい。目が見え辛くなっているので、賞味期限切れの食品が溢れかえっている場合がありますので、注意が必要です。
粗大ごみの処分は業者にお願いするのが、便利です。業者数社の見積りを無料で取れる便利なサイトもあるので、帰省時の限られた時間を有効に使うためには、そういったサイトを利用するのもおススメです。
不用品回収業者の比較するなら!【エコノバ】無理な約束はしない
遠距離介護では、親への後ろめたさから、次はいついつ帰るなど、できるかわからない約束をしてしまう場合があります。 約束する事により親が期待をしてしまい、帰れなくなった時にとてもがっかりさせてしまう事になります。
守れない約束はしない事が鉄則です。親に過度の期待をさせてはいけません。離れて暮らす親にとって子が会いにくる事は大きな楽しみの1つですので、約束は必ずできる約束だけにしましょう!
無理をしすぎない
遠距離介護には、メリット・デメリットがあります。遠距離介護の場合、気持ちの切り替えがしやすいというのは多きなメリットではありますが、経済的負担や体力的な負担が大きいことがデメリットでもあります。休みを返上して行う事が多い遠距離介護では、休みがない上、移動が伴うため自分では気づかなくても体が悲鳴を上げている場合があります。
介護はいつまで続くかわかりませんので、一番大事なことは、無理をしないという事です。
あなたが倒れてしまっては、介護される側も困る事になってしまいます。遠距離介護のコツは介護サービスや見守りサービスを上手に利用し、1人でかかえこまず、周りのヘルプを得ながら、親が生活する上で困らないような環境を整えていくという事です!
