近年、地震や台風などの自然災害が頻繁におき、これまで被害があまりなかった地域でも発生しています。そして高齢者の犠牲者が多いことが現状です。
離れて暮らす高齢の親が1人で家にいるときに災害が起きてしまったら?
そんなことを考えたら、親のために何を準備すればいいのかと悩みました。
親を災害から守るためにできることをまとめました。
自宅の安全チェック
地震などの備えとして、まずは家の中の安全をチェックしてください。夜や就寝中に地震や台風がくることもありますので、家具の下敷きや火災に遭わないよう備えておくといいと思います。
- なるべく背の高い家具は置かない
- 家具や家電を固定しておく
- 照明器具落下防止
- 食器棚や窓にガラス飛散防止フィルムを貼る
- 緊急時の逃げ道にものを置かない(特に倒れるもの、割れるもの)
- 安全に移動できるよう手すりの設置
- ガスコンロからIHに変える
- ガスストーブをエアコンに変える
- 夜間の避難用に寝室に靴の準備
日頃の備え
災害時の避難には、日頃の近所の人とのコミュニケーションが力を発揮します。高齢の親の避難は重いものを持っての行動が困難だったり、時間がかかったり、避難自体に介助が必要な場合もあります。日頃の近所付き合いを密にし、もしもの災害時は必要であれば、手助けしていただけるような関係作りが大切です。
また、日頃の備えとして、身元確認メモを作成し携帯していれば、万が一の時に家族への連絡や適切な医療を受けることもできます。以下は身元確認メモの一例です。よろしければ、参考にしてください。
- 氏名
- 年齢
- 住所
- 緊急連絡先(家族等)
- 血液型
- 持病
- アレルギーの有無
- 常備薬
- 家族が落ち合う場所
避難場所のチェック
親の家の近くの指定避難場所を知っていますか? 離れて暮らす親の避難場所などはあまり把握できていないものです。
知らない人は、親の住む地域の避難場所と非難経路をきちんと確認してください。避難場所は自治体のホームページで確認できますので、親が暮らす地域の避難場所を家族で共有しておきましょう。
避難経路も土砂崩れや崩れる心配のある塀がないかなどチェックし、危ない場合はその他の避難経路を探しておけば安心です。
避難場所と併せて災害危険箇所についても確認しておくと危険リスク回避にもつながります。
洪水・土砂災害・津波のリスク情報、道路防災情報は、国土交通省のハザードマップポータルサイトで確認できます。 https://disaportal.gsi.go.jp/
緊急連絡方法の確認・練習
災害用伝言ダイヤル「171」は、地震・噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板です。
高齢者は新しいことを覚えることに抵抗がある場合があるので、災害発生に備えて体験利用提供日に家族で練習することをおすすめします。できれば複数回練習すると高齢の親も安心して利用できると思います。
- 毎月1日,15日 00:00~24:00
- 正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
- 防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
- 防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
171以外にも携帯電話の災害用伝言板サービスなどもあります。
防災グッズの準備
適切な防災グッズの準備をしましょう。高齢者が避難する際はあまり重いものを持てませんので、必要最低限の防災グッズを用意する必要があります。
オススメは市販の1人用防災グッズセットです。高齢者が重い防災グッズを持ったがために転んでしまったり、避難が遅れてしまったりしないようしたいものです。
最近とても人気なのが、防災のプロである防災士が厳選した防災グッズです。
高齢者の備えで必要なもの
防災グッズには、高齢者に必用なものを追加しましょう。
避難所生活であるのがトイレ問題です。避難所にある仮設トイレは段差も大きく、高齢者にはとても不便なうえ危険です。高齢になるとトイレに行く回数も増える人が多いのですが、避難所生活では、トイレに行く回数を減らすために水分を控えたりして体調をくずひ人もいます。災害避難時は高齢者の方が簡単にトイレに行ける環境とは限りません。そういった場合は、おむつを利用することも一つの方法です。
- 携帯電話
- 処方箋薬
- おむつ
- メガネ
- 補聴器
- 入れ歯
- 杖
- 履きやすいルームシューズ(かかとがカバーされているもの)
- お薬手帳
- 保険証・免許のコピー
さいごに
災害に備えて防災グッズの準備をしておくことはとても大切ですが、高齢者は重い荷物を持っての避難には時間がかかります、避難の際はまず、きちんと安全を確保し、命最優先で行動してください。防災グッズは、命あってこそのものです。
離れて暮らす親のために、自宅の安全環境を整え、適切な防災グッズを用意し、いざという時の為に備えましょう!
