仕事と介護を両立すべきか悩むと思います。
私が仕事を辞めなかったのは、親の介護をするために離職した先輩のアドバイスがあったからです。その先輩は、
「親の介護のために収入も地位も捨てて辞めたことを後悔しているので、その時の情に流されてはいけない。介護は終わっても、その先に自分の人生が続くのだから仕事はやめない方がいい」
と。
親の介護をしながら、仕事を続けるというのは、体力的にも精神的にも本当につらいものがあります。
会社もつらいし、介護もつらい、仕事を辞めるべきか続けるべきか・・・・
介護離職をすることで、それがかえって自分を辛い立場に追い込む場合もあります。
介護離職を決定する前にメリット、デメリットについて、しっかり考え、後悔のない選択をしてください。
そんな以前の私と同じ悩みを抱えているあなたに介護離職のメリット・デメリットについてまとめました!
目次
介護離職の現状
介護離職は10年前に比べ、2倍に増えています。
平成29年の総務省の「就業構造基本調査」では、前職を介護・看護のために離職した人は、9万9千人でした。40~50代の離職者が多く介護人口おける約70%となっています。
特に50代の離職者は全体の50%という現状となっています。
また、介護をしている雇用者の9割は、介護休業等の制度を利用していません。
介護離職のメリット
親のそばで介護ができるので、安心感があり、親孝行ができる
仕事中に何かあるかもしれないという不安が減り、親と一緒に過ごす時間も増える為、安心感があり親孝行ができます。
時間的制約がなくなる
自宅で過ごしたいという親の希望が叶えられる
介護サービスにかかる費用が軽減される
介護サービス料は減るかもしれませんが、離職する事により収入がゼロになってしまうので、結果的に経済的に苦しくなる場合も。
介護離職のデメリット
金銭的問題 収入がなくなる
離職をすると収入が絶たれてしまいます。
親が生きている間は親の年金で生きていけるかもしれませんが、親が亡くなったら親の年金はゼロになってしまいます。
貯金や退職金を切り崩して生活したとしても、使えばいずれお金はなくなってしまいます。
そんな時の為のマネープランはきちんとありますか?
生活リズムが乱れ、疲労がたまり回復しない
生活を親のペースに合わせるため、自分の生活リズムが狂い、疲労がたまりやすくなります。
離職することにより介護にあてる時間がながくなるので、たまった疲労が回復しないという悪循環に。
また、自分自身の身体が後回しになったり、メンテナンスを行う時間を取れずに気づいた時には、介護する側が病気になっていることもあります。

介護が必要な親とずっと過ごすことでストレスが溜まる
社会とのつながりが薄くなる
離職する事により、家族以外の社会とのつながり薄くなり、疎外感や孤独感を感じる場合がある。
精神的に孤立
身内からの手助けが得にくくなる
介護に専念をしている家族がいると身内からの手助けが受けにくくなる傾向にあります。
誰々が面倒を見てくれているから大丈夫という安心から、その人に頼りっぱなしになってしまい介護を丸投げされ、夫婦間や兄弟間に亀裂が入ることもあります。
介護を終えたあとに考えられること
介護を終えたあとのことを考えた事はありますか?
介護はどの位続くかわかりません。介護を終えたあともあなたの人生は続きます。積み上げてきたキャリアを手放して離職してしまうと、介護を終えたあとには以下のような問題が考えられます。
再就職が難しくなる
以前の仕事にくらべて、収入や待遇が悪くなることが多い
再就職ができたとしても年収が下がってしまったり、待遇が悪くなったり、正規社員での就職ができず、非正規社員になってしまうこともあります
介護離職をしたら二度と正社員になれないかもしれないという覚悟が必要です。
将来の年金が減る
介護離職をすると就労期間が減るため、将来の年金額が減ってしまいます。
