遠距離介護

デメリットだけではない遠距離介護のメリット

 

 

遠距離介護は、親の家と自分の家を行ったり来たりするという体力的な問題、時間的な問題、金銭的な問題、いつもそばにいる事ができないので心配事が尽きないですよね?

いつも面倒を見てあげられないという罪悪感などデメリットもたくさんありますが、そんな事ばかり考えていたら、介護する側がつぶれてしまいます。

そこで、遠距離介護にもメリットがあるとポジティブに考えていくと、気持ちがふわっと、ちょっと楽になったりします。

遠距離介護のメリットは・・・・

介護者のストレスがたまりにくい

ときどきしか会えない分、優しくでき、気分の切り替えもしやすい。普段会えない分、親に優しくしたいと思う気持ちが強くなり、できる事はなるべくしてあげたいという思う。

 

また、一緒に過ごすうちに衝突しても普段の遠距離生活に戻れば、気持ちの切り替えがしやすい。顔を合わせない時間に反省しリセット。また笑顔で接する事できる。

仕事に影響しない

同居をしている場合は、家にいる間中、親の介護をする必要があります。同居介護をしていると、どうしても親の状態に生活を合わせる必要性があり、残業ができなかったり、親の状態で会社を休んだりという事になります。

 

夜中に何度も起きて、トイレの介助を行ったりするので、介護者が睡眠不足や慢性疲労になり、仕事に影響をおよぼす危険性もあります。

同居介護は、遠距離介護に比べて、どうしても割り切ってほどほどに介護をするというのが難しい傾向にあります。

お互いこれまで通りの生活ができる

同居という選択もありますが、同居は親または子が今までの住み慣れた生活を手放す事になります。

遠距離の場合は、お互いが今まで通りのコミュニティで過ごすので、新しい環境で暮らすという精神的負担が少ない。

特に高齢者は引っ越し等の環境の変化により、認知症が進んだりする場合があります。

また、昔からの友人・知人、なじみのお店などとの交流がなくなる為、老人性うつを引き起こす危険性もあります。

親の家に同居した場合は、介護者のこどもが友達とはなればなれになり、さみしい思いをしたり、新しい環境に馴染めないという事も考えられます。

親の家が幼少期に住んでいた家の場合、自分の友人に会う楽しみも!

帰省になるので、幼馴染や学生時代の友人に会う事ができます。友人に会えるという楽しみがあれば、介護のための帰省でもポジティブにとらえることもできます。介護中は、自分のストレス発散方法や息抜きの方法を見つけておくと上手に乗り越えることができますよ。

自治体の「高齢者世帯向け」サービスを利用できる

各自治体の独自のサービスに「高齢者世帯」が利用条件になっているもの多い

介護保険の「生活援助」サービスを利用できる

ホームヘルプサービスでは同居する子がいる場合、掃除、洗濯、調理などの生活援助サービスが受けられないケースがあります。

特別養護老人ホームの入居優先順位が高くなる

特別養護老人ホームを選択肢として検討している場合、待機者がいるときは、申し込み順ではなく、必要度が高い順に入所の順番が決まります。

 

介護の重度、緊急性はもちろんですが、家族が同居しておらず遠方に住んでいると優先順位が高くなる傾向があります。

遠距離介護のデメリット

親の本当の状態を把握できない

親は子に迷惑をかけまいと、大丈夫でなくても「大丈夫」と言ってしまうものです。電話口でいくら大丈夫だといっても実態はまったく反対だったという事もよくあることです。

緊急時にすぐかけつけることができない

遠距離介護の場合、親に何かあってもすぐにかけつけることができません。特に遠方や海外に住んでいるとその日どころか、どんなに早くても2~3日かかるなんて事もあります。

遠距離介護ではこの部分は特に覚悟をしておく必要があります。

お金がかかる

遠距離介護の場合、自分で介護ができない分、介護サービスを利用することが多くなります。そうなると、介護保険があって1~3割負担だとしてもひと月に数万円はかかります。

 

介護サービス費用が親のお金でカバーできるかということも重要なポイントになります。

定期的に親に会いにいく為には、交通費なども必要になり、介護者の家計を圧迫します。

遠距離介護のデメリットを最小限におさえるためにできること

できるだけこまめに親との連絡をとる

なにかあったら、連絡が来るだろうと鷹を括ってはいけません。子に心配をかけまいと何があっても連絡をしない親もいます。

実は手術や入院をしていたのに全く知らされなかったという事も良く聞く話です。まずはできるだけこまめに電話連絡をしましょう。

電話連絡で親とのコミュニケーションを取り、困っていることはないか逐一聞くのも最悪の事態を避けるための方法です。

声がおかしいなど少しの変化でも見逃さないようにしてください。

また、高齢者を狙った詐欺も横行していますので、変な電話がかかっていないかなど確認する事も必要です。

親からも電話がいつでもかけられるよう、忙しいオーラなどは出さず、いつでも電話をしてきていいんだよという雰囲気作りも大切です。

自分に代わって、親の様子を確認してくれる人を確保する

電話口の様子がおかしかったり、具合が悪いと急に言われたり、電話をしても出ないという事が続いた場合、遠距離介護では、確認するすべがありません。

そんな時は実家の近くの人と親しくしておくと家に様子を見にいってもらったり、郵便物が溜まっていないか確認をしてもらったりできるので、積極的にコミュニケーションを図りたいものです、

外で見かける親の様子がおかしい場合など、連絡をお願いする事ができます。

親の住む地域の人とのコミュニケーションは本当に大切です。できるだけご近所の人と交流をもっておきましょう。

親の経済状況についてしっかり把握する

親がどのくらいの年金をもらっているのか、貯金がどのくらいあるか、どんな保険に入っているかなど、しっかり確認しておきましょう!

管理人
管理人
私の場合、家の事を全てしていた母親が認知症になってしまい、貯金がどのくらいあるのか、どんな保険に入っているのかなど全くわからない状態で、
本当に苦労した経験があります。

 

できれば、介護は親のお金だけで賄えることがベストです。親に金銭的ゆとりがあれば、それだけ介護サービスをたくさん受けることができますし、施設を利用する際も選択肢が広がります。

 

親に貯金がない場合は、途方に暮れるのではなく、軽減制度の情報を入手しできる限り介護にかかる費用がふくまらないよう軽減制度を申請しましょう。

介護サービスを上手に利用する

そばにいて介護ができない分、親が生活に困らないよう上手く介護サービスを利用しましょう。

過度に親に期待をさせず、臨機応援に介護に通う

毎月来るなどと親に約束をし、約束が守れなった場合、親はとてもがっかりしてしまいます。過度の約束は親に期待を持たせてしまいますので、出来ない約束はせず、親が大丈夫な時は頻度を減らすなど臨機応変に対応して、親の自立した生活を促し、本当に必要な時は、いつでもかけつけられるよう体制作りを整えておくことが大事だと思います。